【保存版】初心者向け!中国茶を美味しく淹れるコツ
種類や茶器がたくさんあって、なかなかとっつきにくそうなイメージのある中国茶。
でも美味しい中国茶を淹れるカギとなるのは「お水」「茶葉の量」「お湯の温度」「抽出時間」の4つです。
この4つに気を配れば、美味しくいただくことができます。それぞれ見ていきましょう。
中国茶の良さを引き出してくれる「お水」
中国茶を美味しくいただくためのコツの1つ目は「お水」です。
水道水で淹れても美味しくいただくことができますが、その際注意すべきなのが、よく沸騰させなければならないということ。
中国茶は香りを楽しむのも一つの醍醐味なので、水道水に含まれる「カルキ臭」を沸騰させることで取り除く必要があるのです。
もしミネラルウォーターで飲む場合は、ミネラル分の少ない軟水が適しています。反対にミネラル分の多い硬水だと、中国茶の持つ香りや味を引き出すのが難しくなってしまいます。
量は茶葉によって変える
茶葉の量は、中国茶の種類によって多少異なってくるため、下記を参考にするといいでしょう。
緑茶
茶葉の大きさによって量を調節します。
細かい茶葉の場合は器の10分の1程度。普通の茶葉であれば5分の1、大きめの茶葉なら器いっぱいにしてください。
白茶・黄茶
淹れる器の5分の1程度を目安にしてください。
青茶
茶葉を開いた状態で器がいっぱいになるようにするといいでしょう。
閉じた状態の目安としては、緑茶と同じく「細かい茶葉の場合は器の10分の1程度。普通の茶葉であれば5分の1、大きめの茶葉なら器いっぱいに」で基本的には問題ありません。
紅茶・黒茶
淹れる器の10分の1程度を目安にしてください。
花茶
香りづけしている茶葉に合わせてください。
熱湯で香りを楽しむ
中国茶は香りが命なので、100度前後で熱湯で淹れるのが基本となります。
なぜならお茶葉温度の高いお湯で淹れると香りが立ち、低めの温度で淹れると香りが薄くなり、旨みや甘みが出るためです。
なお、好みもありますが、緑茶・白茶・黄茶は60~75度の低めの温度で淹れる人もいます。
適度に蒸らして旨みを引き出そう
美味しい中国茶を淹れるのに、抽出時間もとても重要です。
適切な時間蒸らすことで、中国茶の持つ旨みが引き出されます。
時間の目安もお茶によって異なり、緑茶・白茶・黄茶の場合は20秒、青茶・黒茶・紅茶は1分近くが一般的にはよいとされていますが、飲んでみてもっと濃い方が美味しいと思ったら2煎目からもっと長めに抽出してみたり、自分の好みを探ってみましょう。
いかがでしたでしょうか。
中国茶の基本的な説明をしてきましたが、これらはあくまで基本にすぎません。
中国茶が好きな人の中には、説明してきた飲み方とはまったく異なる飲み方をしている人もいます。
「自分好みの飲み方を発見する」そんな楽しみ方もあると思いますので、ぜひいろいろな飲み方にチャレンジしてみてくださいね。
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