フィーバーフュー茶の効果や飲み方、口コミまとめ
フィーバーフューとは?
フィーバーフュー茶の原料であるフィーバーフューは、別名「マトリカリア」とも呼ばれ、古代から薬草として用いられてきたハーブです。和名をナツシロギクといい、その愛らしい姿と育てやすさから、観賞用としても好まれ、広く栽培されています。
原産はヨーロッパですが、アメリカにも持ち込まれ、今では北アメリカの各地で野生として見られます。
夏から秋にかけて、マーガレットによく似た可愛らしい白い花を咲かせます。葉にも花にも薬のような強い匂いがあるのが特徴です。
民間療法としては古くから鎮痛剤として親しまれて来ましたが、イギリスのあるご婦人がフィーバーフューの葉で偏頭痛を治した、という記事が小さく新聞に載ったことから注目され、本格的に研究されるようになった、といわれています。
フィーバーフュー茶の効果・効能は?
頭痛、片頭痛に効く
フィーバーフュー茶には頭痛、偏頭痛に効果があるとされています。偏頭痛は脳の内部や周辺の血管が収縮、拡張した際に周りの感覚神経を刺激することから起こることがわかっていますが、フィーバーフューに含まれる主成分のパルテノライドという物質は、この痛みの原因となるセロトニンやプロスタグランジン(※)を抑える働きがあります。
また、同じ原因で起こるリウマチの関節の痛みにも効果的です。偏頭痛の症状そのものを緩和しますので、偏頭痛にともなって起こる吐き気や嘔吐、光過敏症などの症状緩和にも効果があります。
花粉症、アレルギーの緩和にも
フィーバーフュー茶には頭痛だけでなく、ヒスタミンを抑制し、アレルギー症状を緩和しますので、花粉症や喘息の症状の緩和にも効果的です。
その他、体をあたためる効果もありますから、お風呂に入れて入浴剤として使えば、冷え性や肩こり、疲労回復にもなりますし、強い苦味は消化器を刺激して消化の促進にも役立ちます。
ドライフラワーしてポプリなどにすることで、防虫効果もあります。
大量摂取はNG。妊婦さんも注意しよう
ただ、多くの鎮痛剤や精神安定剤と同じように、脳の情報伝達物質に関わる作用がありますので、一度に大量に飲むことは避け、また、長期にわたって大量に摂取する、ということは控えるようにしましょう。
常用している場合は、突然中断すると離脱症状(薬をやめることでめまいや吐き気などの不快な症状がでること)を起こす可能性がありますので、一度にやめるのではなく、徐々に減らすようにしてください。
また、妊娠中のかた、小さなお子さんも使用を避けてください。
フィーバーフュー茶の飲み方、作り方は?
水1リットルに対して小さじ1〜2杯を入れ、3分ほど煮出します。苦味が強いお茶ですから、あまり長時間かけるととても飲みづらくなってしまうので要注意です。
また、煮出す時は、ポットに少量のお湯を注ぎ、一度フタをしてしばらく蒸らしてから、もう一度残りのお湯を注いでください。そのままですと、有効成分が出づらい場合があるためです。
一般的なハーブティーと比較すると苦味の強いお茶ですから、シングルよりもブレンドしたり、はちみつで甘みをつけるほうが飲みやすいでしょう。相性の良いハーブとしてカモミール、ペパーミント、オレンジピールなどがあります。また、ルイボスティーなどの香ばしいお茶と合わせても美味しくいただけます。
フィーバーフュー茶の口コミ・評判は?
※1 セロトニンやプロスタグランジンについて
一般に、セロトニンやプロスタグランジンという物質は、体の中で有効にはたらくものです。セロトニンは「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、心のバランスを保ち、心の安定や安らぎなどに関わる大切なものですし、プロスタグランジンは体の中で筋肉の収縮や血管の拡張など、体の活動の様々な分野に影響があり、特に女性の妊娠、出産には大きな関わりがあります。
しかし、どちらも過剰に分泌されることで、脳に悪影響を与え、過敏に反応し過ぎたり、痛みの原因となったりします。フィーバーフューは、セロトニンやプロスタグランジンを減らすのではなく、過剰に分泌されたものを抑制する、という効果があります。
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