安渓色種(あんけいしきしゅ)の産地・飲み方【中国青茶】
安渓地区で生産している「黄金桂」「本山」「毛蟹」などの種類の茶葉は「色種」と言われ、それらの総称として「安渓色種」と呼ばれています。
産地である安渓では年5回摘まれますが、その中でも特に質が高いとされる「春茶」は4月下旬~5月初旬の間に摘まれ、コクのある味わい、濃厚な香りが特徴です。
また9月下旬~10月上旬の間に摘まれる秋茶は淡白な味わい、清涼感のある強い香りをしています。
グレードも細かく刻まれており、極品となるとなかなか市場にも出回らないそうです。
茶葉はつやのある黒みがかった緑色をしていて、水色はオレンジのような黄色です。味は日本でも飲める烏龍茶に近いです。
安渓色種の基本情報
- 読み方:あんけいしきしゅ
- 産地:中国(福建省、安渓県)
- カテゴリー:中国青茶(烏龍茶)
- 効能:消化促進、ダイエット効果
- 飲み方: 100度程度の熱湯で1分ほど蒸らしましょう。6煎目までは美味しくいただけますが、抽出時間は長めにとるとよいでしょう。
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