菊花茶(菊茶)の効能や飲み方まとめ【健康茶】
菊花茶(別名:菊茶)は中国で馴染みの深いお茶で、中国茶上の分類では、「花茶」に分類されます。菊自体、日本では観賞用の花というイメージくらいしかありませんが、中国では古くから生薬として使われている薬草です。
見た目が美しいので、視覚からも楽しむことができます。
ちなみに「洋菊茶」というお茶がありますが、これは菊花茶(菊茶)とは別の種類です。また、読み方は「きっか茶」と読みます。
菊花茶の効能は?
菊花は漢方のひとつであることからも、菊花茶(菊茶)の効能・効果の高さがおわかりいただけるかもしれません。中国においては「延命長寿のお茶」として親しまれています。
では菊花茶の効能を紹介しましょう。
目の疲れを軽くしてくれる
目の疲れを取る食べ物で日本でよく知られるのはブルーベリーかもしれません。
しかし漢方の本場中国では、「目の疲れ解消と言えば菊花茶」というのが定番です。
パソコン中心のデスクワークが多い方に、ぜひおすすめです。
リラックス効果
菊花茶独特のお湯を入れた時に花びらが開く綺麗な見た目と、アロマ効果のある菊花の香りが重なり、リラックスさせてくれます。
日々仕事や家事などでストレスのたまっている方は、香りを楽しみながらゆっくりと飲むようにするとよいでしょう。
東洋医学の宝典「本草綱目」にも薬効が記載されている
中国の本草学史上において、情報量がもっとも多く、充実した薬学著作である「本草綱目(ほんぞうこうもく)」においても、菊花茶(菊茶)は風邪予防や眼精疲労の解消、めまい・頭痛解消、美肌、リューマチ予防、肌荒れに効くという風に記載されています。
菊花茶の楽しみ方
ブレンドしてみよう
菊花茶はやや独特な風味があるので、そのままだと飲みづらいと感じた方は、砂糖や蜂蜜などで甘みをつけると良いかもしれません。
また、プーアル茶や緑茶、ジャスミン茶など様々な茶葉とブレンドすると新しい発見があります。
ちなみに私はジャスミン茶とブレンドし、香りを楽しみながら飲んでいます。
ノンカフェインなので安心
菊花茶にはカフェインが含まれていないため、小さな子供や妊婦さん、ご年配の方でも安心して飲むことができます。
また就寝前にもオススメです。
菊花茶を飲まない方がいい人・タイミング
下記のような症状がある場合、飲むのを控えるようにしましょう。
- 下痢の症状があるとき
- 体に寒気を感じるとき
- キク科の植物にアレルギーがある方
キク茶の基本情報
- 読み方:きくちゃ、きっかちゃ
- 産地:中国
- カテゴリー:健康茶
- 効能:目の疲れ改善、リラックス効果
- 飲み方・淹れ方: やや低めのお湯(90度くらい)を注ぎ、花が開いていく様子を楽しみながら抽出しましょう。3分くらい待ったら出来上がりです。
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