銘茶!古丈毛尖ってどんなお茶?【中国茶】

古丈毛尖は、唐代から献上茶を生産している歴史的な茶生産地である湖南省の古丈県で作られている中国緑茶です。
「古丈毛尖」という名称は産地である「古丈県」にちなんでつけられています。
別称として、細毛尖、白毛尖、魚釣茶、燕舌茶と呼ばれることも。
中国十大銘茶として認められる
古丈毛尖は約500年前から親しまれており、清の時代には献上茶に選ばれたこともあるお茶です。
また1915年にパナマ国際博覧会で優勝賞を受賞していますし、1983年には「中国十大銘茶」の一つに認定されています。
古丈毛尖の特徴
茶葉の色は深い緑色で、水色は透明感のある山吹色をしており、味は、なんとなく素朴な感じのするお茶です。
清明節前後に一芯一葉、または一芯二葉を摘み取り、摘み取った茶葉は日の当たらないようにすぐに加工します。
ちなみに中国銘茶図譜によると、「なぜか味は、ちょっと日本人の口には合わない湖南省独特の緑茶の風味です。」と書かれているそう。
こう書かれると、逆に少し試してみたくなるのは、私だけでしょうか?(笑)
古丈毛尖の基本情報
- 読み方:こじょうもうせん
- 産地:中国(胡南省、古丈県)
- カテゴリー:中国茶、中国緑茶
- 効能:整腸作用、ダイエット効果、がん予防・対策
- 飲み方: –
※画像はイメージです。
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