涌渓火青の効能や飲み方・産地情報まとめ【中国緑茶】
涌渓火青は、「安徽省涇県涌渓」で生産される中国緑茶で、清の時代から有名なお茶として知られています。
安徽省を代表するお茶ですが、年間生産量が少なく日本のみならず、中国においてもそこまで市場に流通しないそう。
茶葉は黒みがかった緑色をしており、形が変わっているのが特徴で、くねくねしています。
味は香ばしく、爽やかな香りがします。お湯の温度が下がってくると甘い蜜のような香りがします。
涌渓火青の基本情報
- 読み方:ゆうけいかせい
- 産地:中国(安徽省、涇県)
- カテゴリー:中国茶、中国緑茶
- 効能:利尿作用、疲労回復
- 飲み方: 熱めのお湯でお好みの濃さになるまで蒸らしましょう。少し冷ますと、甘みが出てきます。
涌渓火青の産地「安徽省」ってこんなトコロ
安徽省は中国十大名茶と呼ばれるブランドのうち、「祁門紅茶」「黄山毛峰」「太平猴魁」の3種類が生産されているお茶の名産地です。
その他 「涌渓火青」「六安瓜片」「屯緑」といったお茶も生産されています。
省都の合肥市には「安徽農学院」という学校があり、中国茶に関する講座が開催され、専門的な教育機能的な役割を担っています。
また、お茶だけでなく、観光スポットも数多くあり、「黄山景勝地」「九華山風景名勝区」「天柱山景勝地」「石碑坊群鮑家花園景勝地」「斉雲山」などさまざまな観光スポットがあります。
南部地域は亜熱帯の湿潤季節風気候で、日本のように春夏秋冬がはっきりと分かれています。
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