【保存版】凍頂烏龍茶の効能や飲み方まとめ (口コミあり)

日本でも人気のある凍頂烏龍茶は、凍頂山一帯で生産されることからこの名称になりました。台湾を代表する烏龍茶で、高山烏龍茶とともにとても人気があります。この記事では、凍頂烏龍茶の味や香り、効能、飲み方、口コミまで一気にまとめて紹介していきます。
凍頂烏龍茶の産地は?
凍頂烏龍茶の産地は、中華民国(台湾)の南投県鹿谷郷という場所です。台湾のほぼ中央部に位置する山あいの場所で、現在では凍頂烏龍茶の産地として有名になりました。
日本の緑茶の産地としては、静岡県や埼玉県の狭山市などが有名ですが、丘陵地帯のなだらかな場所にお茶が生育されているのに対して、鹿谷郷はかなり急斜面の山あいという違いがあります。
凍頂烏龍茶の味・香りは?
凍頂烏龍茶は、中国茶の六大分類上では青茶に属します。
緑茶が不発酵のお茶であるのに対して、青茶は半発酵茶です。半発酵なので、不発酵の緑茶よりは濃い味覚がします。
凍頂烏龍茶の味覚は、極めて淡い旨味が特徴です。
いわゆる中国(大陸)茶の青茶の産地である、台湾の対岸にある福建省の青茶に比べると、香ばしさはとても淡くすっきりとした味覚です。
また香りも味覚と同様に淡く香ります。
総じてとても飲みやすく、すっきり爽やかなお茶と言えます。今では、台湾茶を代表するお茶として有名なお茶でもあります。
凍頂烏龍茶の効果・効能は?
凍頂烏龍茶の効能として、花粉症等に効く抗アレルギー効果があります。
お茶にはカテキンが含まれていますが、凍頂烏龍茶にはメチル化カテキンと呼ばれる成分が多く含まれています。
このメチル化カテキンという成分は、アレルギー諸症状を発生させる抗体を抑えてくれる効果があるので、花粉症などのアレルギー症状を抑制する効果があると言われているのです。
ただし、お茶は薬ではありませんから、一回凍頂烏龍茶を飲んだからと言って、すぐさま花粉症の症状が消えるということはありません。
関連口コミ・評判
凍頂烏龍茶の特徴
茶葉は濃い緑色で、水色は緑がかった黄金色。花の甘い香りがするのが特徴です。味は緑茶に近いですが、殺青(茶葉の加熱処理)の仕方が日本茶とは異なるため、独特の爽やかな香りがします。
アレルギー反応を抑制するメチル化カテキンの含有量が多いことから、花粉症に有効であるとされています。
またこれは中国茶全般に共通することですが、日本茶と最も違う点として、何杯も飲めるという点が挙げられます。
日本茶は一煎目が美味しく、その後は二番煎じといわれて、すぐに出枯らしていきますが、中国茶は基本的に一煎目は飲まずに洗い流して、二煎目から飲み始めます。
そして飲み進む毎に味覚が変化していき、良い茶葉の場合は一日中でも飲み続けることができます。
日本でも人気急上昇!
日本においてもセブンイレブンジャパンが凍頂烏龍茶を発売しており、ネットでの口コミを見ると、
- 香りがよい
- 本場の味とそん色ない
- 渋みがなくすっきりしている
といったポジティブな意見が多く散見されます。
引用:http://shuzan.blog.eonet.jp
凍頂烏龍茶の口コミ・評判
凍頂烏龍茶の飲み方・淹れ方
まずは凍頂烏龍茶の茶葉を用意します。
急須またはティーポットに、茶葉を入れます。カップ1杯につきティースプーン1杯分の茶葉を入れるのが目安です。
お湯をそそぎます。
数分待ったら出来上がりです。2煎目、3煎目の場合は、少しお湯の量を減らした上で、5分ほど待てば1杯目と同様に美味しくいただけます。
あえて薄めに入れて香りを楽しんだり、濃いめに入れて味を楽しんだりと、淹れ方によって楽しみ方が異なる魅力的なお茶です。
凍頂烏龍茶の基本情報
- 読み方:とうちょううーろんちゃ
- 産地:中国(台湾南投県鹿谷郷)
- カテゴリー:中国青茶(烏龍茶)
- 効能:花粉症対策、老化予防・対策、ダイエット効果、肩こり改善、リウマチ予防・対策、アルツハイマー・ボケ対策
- 飲み方: 上記参照
関連キーワード一覧
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