峡州碧峰の産地や効能、名前の由来まとめ【中国茶】
峡州碧峰は湖北省の長江西陵峡にある半高山地区で生産されるお茶です。唐の時代この地は渓谷(峡州)に属していたことから、「峡州碧峰」という名称が付けられました。
峡州碧峰の上質の茶葉は、一芯一葉で摘まれます。古くからお茶の産地であった宜昌にて生産されます。水色が明るい山吹色で、とてもきれいです。
峡州碧峰の基本情報
- 読み方:きょうしゅうへきほう
- 産地:中国(湖北省、宜昌市)
- カテゴリー:中国緑茶
- 効能:消化促進、食欲改善、風邪予防・対策、虫歯予防・対策、食中毒予防・対策
【番外編】長江西陵峡ってどんなところ?
西陵峡(せいりょうきょう)は、中国湖北省の長江本流にある峡谷です。瞿塘峡、巫峡と並んで、三峡と呼ばれ、長さはその中でももっとも長い66kmあります。
「西陵峡」という名称は西陵山から来ています。
以前は船での運行が困難であり、急流の下にある暗礁にぶつかって沈んだ船も多くありました。そのため、今でも川の沿岸には白骨塔という慰霊のための塔があります。しかし1988年に、宜昌市街のすぐ上流に葛洲壩ダムが作られると、西陵峡の下流部分の流れは緩やかになり航行は容易になりました。
今では西陵峡をクルーズできるツアーなどもあり、観光スポットとなっています。(観光に興味がある方は長江三峡のツアー(4):巫峡をご覧ください。)
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