中国伝統十大名茶の一つ「黄山毛峰」の楽しみ方
黄山毛峰は、中国緑茶を代表する銘茶の一つで、「十大名茶」の一つに数えられます。
仙人が住む山として、また世界文化遺産に登録された中国を代表する名峰である安徽省の黄山で1875年から生産されています。
上海でヨーロッパ人の好評を得たことから輸出され、世界中で評価されるようになりました。
黄山毛峰は、採取した茶葉を、蒸すのではなく高温で煎って作られます。
その時間が、龍井茶よりも長いことから、緑茶ではあるが黄緑がかった色をしているのが特徴です。
茶葉の色自体は、若草色が残り、高い山のお茶らしいすっきりとした味わいの高級茶です。
厚みのある濃い甘い芳醇な味が特徴です。また白い産毛が多いほど、風味が高くなり、美味しくなると言われます。
黄山毛峰の淹れ方
中国茶全般に言えることかもしれませんが、茶葉がひらく様子や透き通った明るい黄色の茶湯の変化を楽しみながらいただくには、やはりグラスで淹れるのがおすすめ。
茶葉3~4g、約85~90度の湯を注ぎ15~20秒浸してできあがりです。3~4回は美味しくいただけます。
黄山毛峰の基本情報
- 読み方:こうざんもうほう
- 産地:中国(安徽省、黄山市)
- 効能:リラックス効果。香りを楽しみながら飲むとなおよし
- 飲み方:夏の疲れているときには、黄山毛峰を時間をかけて抽出すると、苦味と甘味がちょうどよく疲れをとってくれます
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