【中国茶】武夷四大岩茶の一つ「大紅袍」
大紅袍は、武夷四大岩茶の一つで、岩茶独特の香りが魅力のお茶です。
名称の由来は諸説あり、春の芽の色が紅色で遠くからその茶木を見ると紅衣のようだったという説、武夷天心寺の和尚がこのお茶を飲んで病気が治り身につけていた紅衣を茶木にかけ香を焚いて礼拝したという説などがあります。
大紅袍は、福建省の武夷岩茶の中でも伝説的な銘柄です。
歴代の中国皇帝だけが飲む事のできる献上茶であり、「中国茶乃王」とも呼ばれます。
そして、大紅袍の中でも、「茶王」や「幻のお茶」とも言われ、希少価値がとてつもなく高く、入手不可と言われているものがあります。
これは、樹齢が約1000年を超えるといわれる3本の原木からつくられる大紅袍のことです。
ちなみに日本でも出回っている大紅袍は、繁殖された茶樹のものです。
味はほうじ茶に似た香ばしさがあります。香りを楽しみながら飲むとよいでしょう。
大紅袍の基本情報
- 読み方:だいこうほう
- 英語:Da-Hong-Pao
- 産地:中国(福建省、武夷山市)
- カテゴリー:中国茶、中国青茶(烏龍茶)
- 効能:便秘改善、ダイエット効果
- 飲み方:この大紅袍の価値の半分は、香りにあります。まずは香りをよく楽しみましょう
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