白鶏冠の効能や飲み方、特徴まとめ【中国茶】

白鶏冠は、武夷四大岩茶の一つで、武夷山の西南地域で栽培される、明代から有名なお茶です。
岩茶独特の残香があることが特徴です。くちなしの花のような香りです。原木の茶葉は、一枚の葉が白くなっているのが特徴です。
フルーティーな香りが病みつき
白鶏冠の水色はふつうの武夷茶のように黒くなく、薄い色をしています。
香ばしさとフルーティーな香りは、お茶にするといっそう引き立ちます。
やや苦みがありますが、徐々にその苦みが消えていき、やさしい甘味が口の中に広がります。
白鶏冠の由来は?
茶葉が龍に似ていることから、中国茶には烏龍茶など「龍」という漢字が含まれていることが多いですが、白鶏冠はどういった経緯から呼ばれるようになったのでしょうか?
下記をご覧ください。
慧苑寺の僧が茶園の手入れをしているときに、鶏の叫び声が聞こえたので行ってみると、母鶏が鷹から雛を守っていました。しかし鷹から雛を守ることはできたが、母鶏は死んでしまいます。 哀れに思った僧は、その母鶏を茶園に埋葬したところ、その翌年に、母鶏を埋葬したところから、白の中に淡い紫色を帯びた茶葉をもった茶樹が生えてきました。茶葉の周りは白くなっており、ふちがギザギザしていて鶏の鶏冠(とさか)のように上向きに曲がっていたことから、この名前が付いたといわれています。
白鶏冠の基本情報
- 読み方:はっけいかん
- 産地:中国(福建省、武夷山市)
- カテゴリー:中国茶、中国青茶(烏龍茶)
- 効能:利尿作用、高血圧予防・対策、疲労回復、冷え症(岩地のミネラルを多く含んでいるので、冷え性の方にはうってつけです)
- 飲み方:90度くらいのお湯で数分抽出しましょう
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