ハトムギ茶の効能や飲み方、産地情報まとめ

ハトムギ茶の効果、効能は?
美肌効果
ハトムギ茶の効果・効能してまず挙げられるのは「美肌効果」です。ハトムギ茶は肌に良いことで知られています。ハトムギの殻を取り除いて乾燥させたものはヨクイニンといわれ、昔からイボ取り効果があることで知られてきました。豊富に食物繊維を含み、これをお茶として飲むことで、便秘が解消され、腸内環境が整うことでニキビや肌荒れなどの解消に繋がります。
デトックス効果
利尿効果も高く、腎臓の働きを助けてくれますし、体の余分な水分や老廃物を排出することで、むくみの解消やデトックス効果も期待できます。
保湿効果
ハトムギは保湿効果にも大変すぐれていますから、お茶として飲むだけではなく、濃い目に煮出したお茶に少々のグリセリンを混ぜ、化粧水として使うことで、乾燥肌対策になります。さらに消炎効果もあるので、夏のお肌の日焼け対策にと、まさに女性のために大活躍してくれるお茶です。
その他
ハトムギ茶にはその他アミノ酸やミネラル、タンパク質が多く含まれるため、疲労回復や滋養強壮も期待できますし、新陳代謝を活発にするコイクノセライドという成分も含まれています。
ハトムギ茶は子どもや妊婦さんが飲んで平気?
ノンカフェインだが飲みすぎには注意
ハトムギ茶には体を冷やす効果があります。そのため、たくさん飲みすぎると内臓を冷やしてしまいます。また、ハトムギ茶自体はノンカフェインなので、その点ではお子様でも安心して飲むことができます。ただし、他のお茶とブレンドされている場合は、そちらの茶葉にカフェインが含まれている場合もありますから、よく確認するようにしましょう。
妊娠中は控えるのがベター
ハトムギ茶は子宮の収縮作用が出ることもあり、妊娠を継続させるために必要なホルモンを抑制する働きもありますから、妊娠している方は控えたほうがよさそうです。ただし、必ずそうなるというわけではありませんから、既に飲んでしまった方はそれほど気にせず、あらためて気をつけるようにしましょう。
ハトムギは小麦と分子構造がよく似ています。小麦アレルギーのある方は注意してください。
ハトムギ茶の飲み方・作り方は?
水1リットルに対してハトムギを大さじ1〜2杯、ティーバックの場合は一つ入れ、弱火で5分ほど煮出します。
色はそれほど濃くないので、他のお茶と比べて薄く出るのでついつい長い時間煮出してしまいがちですが、あまり火を入れ過ぎるとエグみが出ます。もちろん濃く煮出したほうが有効成分は多く出ますから、ここはお好みで調節してください。また、油が少量浮くこともありますが、気にしなくて大丈夫です。
なお、煮出す前にフライパンなどで少し炒ると香ばしさが加わり、より美味しくなります。すぐに焦げ付いてしまいますから、火加減を見ながら軽く炒るようにしましょう。
傷みやすいので冷蔵庫で保管しよう
ハトムギを煮出したお茶にはタンパク質が豊富に含まれていますから、葉だけで淹れるお茶より傷みやすい性質があります。冷蔵庫で保管し、早めに飲み切るようにしましょう。また、保存容器は細菌の繁殖しにくいガラス製のものが適しています。
ハトムギ茶の産地は?
日本でも古くから伝わる
ハトムギ茶の茶葉であるハトムギの原産地は中国南部からインドシナ半島にかけて広がります。日本にも古くから伝わっており、江戸時代には既に薬用として栽培されていました。植物学的に見れば、日本のハトムギのDNAは韓国産のものに非常に似ており、朝鮮半島を経由して伝わったとされています。
最近は国内での生産も盛んに
江戸時代以降、ハトムギの栽培は広がりましたが、その後縮小し、輸入に頼る時代が続きました。しかし近年、需要が大きく高まり、国内での栽培も盛んになっています。青森、岩手、栃木、富山、広島、福岡、など、産地は全国に広がっています。
ハトムギ茶の口コミ、評判
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