南京雨花茶の歴史や効能、飲み方まとめ【中国緑茶】
南京雨花茶は、南京の「雨花台」にちなんでこの名称となりました。中国十大名茶の1つに選ばれるほど評価の高いお茶です。
雨花茶の歴史は古く、四世紀頃の東晋時代には飲む習慣があったそう。
実際に「広陵耆老伝」の中に、朝に飲むお茶であるという旨が記述されています。
茶葉は黒に近い色をしていますが、水色は透明感のある黄緑色をしています。上品で濃い香りが特徴です。
南京雨花茶の基本情報
- 読み方:なんきんうかちゃ
- 産地:中国(江蘇省、南京市)
- カテゴリー:中国茶、中国緑茶
- 効能:がん予防・対策、老化予防・対策、ダイエット効果、美容効果、利尿作用
- 飲み方: 100度近くの熱湯を入れて、お好みの味になるまで待ちましょう
南京雨花茶の産地「雨花台」はこんなトコ
雨花台は南京の中華門の南にある丘です。
雨花台は中国の詩にもよく出てくる地名ですが、過去たくさんの人たちが血を流した場所として知られており、現在は平和の祈りから「南京雨花台烈士陵園」が作られています。
観光地として多くの人でにぎわうスポットという位置づけだけでなく、古代から現代までの史跡があり歴史を凝縮させた場所となっているのです。
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