別名「朝鮮人参」オリエンタルジンセングティーの効能・楽しみ方
オリエンタルジンセングは東洋を代表するハーブです。ウコギ科トリバニン属の植物で、原産地は中国や朝鮮半島です。
学名はPanax ginseng、和名はチョウセンニンジン、オタネニンジン、別名はコウライニンジン、ヤクヨウニンジンです。
日本では広く朝鮮人参の名前で知られています。滋養強壮効果があり、また値段も高いことで有名ですよね。昔から栄養ドリンクなどに配合されて飲まれてきました。
オリエンタルジンセングティーの楽しみ方
ハーブティーに使用されるのは根や根茎です。
根は腐りやすく湯通しや蒸したものを乾燥させたものが「紅参」、皮をむいて乾燥させたものを「白参」と呼びます。
主要成分はサポニン、精油、ステロール、ビタミン、アセチレン化合物です。
独特な香りが特徴で、甘味と微かな苦味があります。
気になる効能は?
オリエンタルジンセングティーにはストレスの抵抗力をアップさせる「アダプトゲン効果」があり、同じアダプトゲン効果のあるハーブの仲間は他に「エゾウコギ」「アメリカンジンセング」があります。
ちなみにアダプトゲン効果というのは、旧ソ連の研究者によって研究されたもので、トラウマや不安などストレスの抵抗能力を高めてくれる効果のことです。
オリエンタルジンセングティーは幅広い効果を持っていますが、特に虚弱体質の方や新陳代謝が悪い方におすすめのハーブです。
飲む際に注意したいこと
オリエンタルジンセングには興奮作用がありますので、高血圧の方は飲まないほうが良いとされています。
また循環器系への作用も強いので注意が必要です。
もしどうしても・・・という場合は、循環器系への作用が穏やかな「アメリカンジンセング」の方が適していますのでおすすめです。
飲み方
煮出す場合は水500mlに対して小さじ1を入れ10分ほど煮出します。
ティーポットの場合は、熱湯250mlに対して小さじ1を入れて5分程度蒸らします。
甘味もしっかりありますが、はちみつを入れてもさらに甘味が増して美味しく飲めます。
シングルがおすすめ!
独特の香りが特徴なので、他のハーブとはブレンドせず単独で飲むのがおすすめです。
オリエンタルジンセングの効能一覧
- ストレスの緩和
- 疲労回復
- 集中力アップ
- 新陳代謝機能の改善
- 冷え性
- 老人病
- 糖尿病
- 動脈硬化
- コレステロール値低下
- 閉経後の不調緩和
関連キーワード一覧
ハーブティーのまとめ ストレス対策・軽減, 新陳代謝の改善, 疲労回復
よく似たページ
-
-
リンデンティーの効能やおすすめブレンドまとめ【聖なる木】
リンデンは釈迦が悟りを開いたことで有名な「菩提樹」の仲間で、薬草として昔から親しまれてきたハ
-
-
マシュマロウティーの効能/飲み方/ブレンド集まとめ【ハーブティー】
マシュマロウは、私たちにとって馴染み深いお菓子であるヨーロッパのお菓子「マシュマロ」の材料としてよく
-
-
【保存版】ハーブに含まれる代表的な成分と効能8選まとめ
植物には、光合成によって成長に必要なアミノ酸や脂質、炭水化物などの物質を生成しますが、その過程でフィ
-
-
【保存版】カルダモンティーの効能や飲み方まとめ
カルダモンはインド原産のショウガ科の植物でその果実はカレー粉の主原料の一つであり、「スパイスの女王」
-
-
【保存版】チャイブティーの効能、飲み方まとめ
チャイブは、アメリカやヨーロッパが原産国のユリ科の多年草です。日本では「エゾネギ」と言われています。
-
-
ゲットウティー(月桃茶)の効能やおすすめブレントまとめ【保存版】
花のつぼみが白く、ほんの少しだけピンク色がある可愛らしい南の植物ゲットウ(月桃)は、亜熱帯に多く自生
-
-
美白・美肌に!ヒースティーの効果や飲み方、おすすめブレンドまとめ
ツツジ科の常緑樹であるヒースは、古くから原産国であるヨーロッパで「染料」や「薬」として使用されてきま
-
-
タイムティーの効能や飲み方、おすすめブレンドまとめ【保存版】
タイムティーとは? ヨーロッパ南部原産のシソ科、タイム属の常緑小低木のタイムは、和名では「立麝
-
-
レディースマントルティーの飲み方や効能、おすすめブレンドまとめ
レディースマントルはアラブ諸国では「女性の美と若さを保つハーブ」と言われたりするなど女性の最良の友と
-
-
オリーブティーの効能や飲み方、ブレンド集まとめ【保存版】
この記事ではオリーブオイルでよく知られたオリーブをハーブティーにしたオリーブティーの効果や効能に加え