【保存版】カモミールティーの効能や飲み方まとめ(口コミ付)

カモミールティーの原材料であるカモミールは昔から薬用として用いられており、今から4千年以上前のバビロニアですでに薬草として用いられていたと言われています。またインドの伝統医学「アーユルベータ」においても、すべての体質に有効であるとされ、ヨーロッパでは子供の風邪予防としてカモミールティーが飲まれていると言います。今回はそんなカモミールティーの効果や効能、味や飲み方についてご紹介します。
目次
カモミールティーってどんな味?
独特の風味と甘い香り
原料のカモミールはキク科のお花なのですが、甘い香りに独特の風味があります。おそらく好き嫌いの分かれる香りでしょう。
水色はきれいな黄色をしています。味自体はまろやかで、ホッと落ち着く印象です。ジャーマンカモミールとローマンカモミールで風味が異なるのですが、ジャーマンカモミールはリンゴのような甘みが特徴で、ローマンカモミールは苦味が出やすいタイプです。一般的にはジャーマンカモミールが流通しています。それぞれの違いについてはこの後解説します。
カモミールティーの効能・効果は?
世界中で薬用効果が認められているカモミールについて、代表的なものをご紹介しましょう。なお、カモミールティーには女性にうれしい効能がたくさんあります。ただし、キク科のアレルギーのある方はアレルギー症状が出ることもあるようですのでご注意ください。
1.リラックス効果
カモミールのリンゴのような甘い香りにはリラックス効果があります。興奮や緊張から、心身を落ち着かせてくれることから、海外では医療機関で利用されたこともあるのだそうです。安眠を助けてくれる効果もあるのでおやすみ前に飲むのもおすすめですし、仕事の合間の休憩や寝る前に飲むとストレスから解放してくれます。そのため、眠れないなど睡眠で困っている方にもおすすめです。
また消化系も含めた筋肉をリラックスさせる効果があるので、筋肉痛や張り、関節痛だけでなく、胃炎、消化不良などストレスによって悪化する症状に対しても、大きな効果を発揮してくれます。
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2.身体をポカポカにしてくれる
カモミールティーは、ヨーロッパでは子供の風邪予防として利用されているほど、体を温める効果が高い飲み物です。脂肪が多く身体の冷えやすい女性には大変うれしい飲み物ですね。冷えは万病のもと。カモミールティーで体を温めて健康な体を保ちましょう。
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3.ホルモンバランスを整えてくれる
女性のホルモンバランスを整える効果があります。豆知識ですが、カモミールの学名は「matricaria」と言います。この意味は「子宮」です。生理痛など女性特有の辛さの緩和に使用されてきたことからこの学名になったそうです。
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4.美肌効果
カモミールティーには消炎作用のあるアズレンが含まれているので、保湿効果やメラニン生成の抑制効果があります。これにより、乾燥やしみ・そばかすと言った肌トラブルの解消が期待できます。アズレンの消炎作用で消化器系の炎症も抑えられますので胃腸の調子が整えられ、歯肉炎や口臭予防にもなります。また、抗糖化作用もあるので、しわ・しみの原因となるAGEsと言う物質の蓄積が妨げられて、肌のハリつやを保ちます。もちろん、糖化を予防することによって、糖尿病や骨粗しょう症、アルツハイマーの発症を抑える効果もあります。
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5.花粉症対策にもカモミール
カモミールは花粉症対策にも有効です。カモミールは結膜炎など目の炎症の治療に使用されてきました。
また抗アレルギー作用もあるため、花粉症の各症状において効果を発揮します。カモミールティーの湯気を鼻から吸うことで、鼻づまりなどの鼻症状が緩和されます。
ただし、カモミール自体がヨモギやブタクサと同じキク科に属しているため、ブタクサに反応し花粉症を引き起こしている方は、アレルギー症状を引き出してしまう可能性があるので要注意です。
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【番外編】こんな効能も?!
カモミールティーをヘアリンスとして使うと、髪の毛にさらなる輝きを与えてくれるそうです。
ここまで来たらもはや何にでも効果があるのでは?と思ってしまいますね。
カモミールティーは妊娠中でも飲める?
ハーブティーはカフェインレスのものがほとんどで身体に良いイメージがありますが、妊娠初期は控えた方がよいハーブもあります。
カモミールはその中のひとつで、子宮を収縮させる効果があるため早産や流産を引き起こす恐れがあります。そのため、妊娠中はカモミールティーを飲むのを控えてください。
カモミールティーは授乳中でも飲める?
カモミールには、母乳の分泌を促す作用が認められています。リラックス効果やホルモンバランスを整える作用があるので、疲れたときなどのティータイムに飲むと良いでしょう。
カモミールティーの美味しい入れ方、飲み方は?
分量
マグカップ1杯(250cc程度)に対して、ドライハーブをティースプーン山盛り2杯
作り方
カモミールティーはホットで飲むのがオススメです。
- ポットをお湯で温めます
- ドライハーブをポットに入れます
- 沸騰したお湯をポットに注ぎます
- 素早く蓋をして、3分ほど蒸らします
- ポットを揺らして中のお茶を混ぜ、茶こしを使ってマグカップに注ぎます
- 出来上がり
カモミールと相性のいいおすすめブレンド
カモミール+はちみつ+ジンジャー
温め効果がグッと増して、風邪のときなどにも良い組み合わせです。
カモミール+ペパーミント+ミルク
カモミールにペパーミントが加わることでスッキリと飲みやすくなるのですが、それにホットミルクを加えると安眠効果が増します。就寝前の一杯にうってつけです。
カモミール+レモン
シンプルですが、リンゴのような風味にレモンでアクセントがついてとても飲みやすくなります。
ローマンカモミールとジャーマンカモミールの違い
カモミール自体には、たくさんの種類がありますが、薬用として用いられているのは「ローマンカモミール」「ジャーマンカモミール」の2つです。
それぞれ異なる特徴、魅力を持っているので、簡単に説明します。
ローマンカモミールとは?
ローマンカモミールは地面の近くに生長するのが特徴で、枝が地面を這うように育ちます。芝生の代わりに植えられることもあるそうです。葉はグレーっぽい緑色で、羽毛のようにふわっとしていて、夏の終わりごろに白くて小さいヒナギクのような花を咲かせます。
ジャーマンカモミールは、花から香りが出ているのに対し、ローマンカモミールは茎・葉・花と全体に香りがあります。ローマンカモミールの場合、花からお茶を入れるとやや苦みが出ます。
ジャーマンカモミールとは?
一般的ないわゆる「カモミール」は、こちらのジャーマンカモミールを指すことが多いです。
ジャーマンカモミールは、ローマンカモミールと違い、60~80センチくらいの丈まで育ちます。一年草なので、花が咲き終わると枯れていきます。またジャーマンカモミールの場合、花からお茶を入れてもローマンカモミールと違って苦みがありません。
スペインでは、この花をシェリー酒の風味づけに利用します。
カモミールティーの口コミ・評判
カモミールの由来
「地上のりんご」
カモミールは、ギリシャ語で「地上の」という意味のChamai、「地上のりんご」という意味の「Melon」からつけられたもので、これはカモミールの花がりんごに似た香りを放つためです。
日本には江戸時代に伝来し、和名は「カミツレ」と言います。
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